図書館で古本の流通
本の買取ではありませんが、図書館などで古本の交換会を催しているばあいもあり、自分で不要となった本と、欲しいと思った本を交換できるので、還暦を迎えた老人が朝から並ぶ事もありますし、ボランティア団体が、図書館の一角で文庫本や新書を20円で売り、単行本などを100円で売っている図書館もあります。
基本的に業者お断りとしているところも多いのですが、そんな中に私は潜入したことがあり、大量に本を買取したことがあるのですが、私がたくさん買ってしまったばかりに、1人3冊までしか買う事が出来ないことになり、誰が買っても同じだとは思うのですが、当初の目的を忘れているようにも思いますし、売ったお金で新たに新刊を買うという目的が何処かに行ってしまっている事に気が付いているのでしょうか。
このボランティアしている人たちは裕福な奥様たちなのでしょうね。
このように、私はいろいろな場所から本を集めるという努力を常に行っているのですが、それでも買取した本が売れないこともあり、こればかりは仕方がありません。
売れると思って買った本が思惑から外れてしまったのですから、そのつけはきっちり回ってきますから、長く古本屋を続けていきたいのであれば、売れる本というものを直感で感じる感性が必要で、神経を研ぎ澄ませなければ成功はしないでしょう。
時代によって本の価値観は変わります
何の本が売れて、何が売れないのかで本の買取の仕方も変わりますが、何十年も古本屋をやっている老舗のオヤジでも、こればかりは絶対はありませんし、的確に売れる本を仕入れるという事は不可能でして、神業でも取得しない限り無理なのです。
ただ、外れたとしても近いところは狙えるものでして、売れる本の経験を積むことで学習していくのですが、世の中が変わっていくように、本の流行りも価値観も変わります。
以前、社会主義関係の本で、マルクス・エンゲルスの本に対して、「そんな時代が過ぎた本を買う人はいない」と言われた人がいるのですが、私は将来を見越して購入しました。
この手の本が貴重になることも分かっていたので、積極的に集めていたのですが、数が少ない本は高くなりますし、多く出まわったものは安くなるもので、原理的には重要と供給の原則で当然のことなのです。
ですから、私は毎日新聞に載っている新刊本のチェックはしますし、ベストセラーとなった本や、ミリオンセラーとなっている本は覚えておきます。
数百万部と売れた本は、時間が経つにつれて飽きられてきますし、在庫として古本屋に多く存在する事になるので、誰でも簡単に手に入ることから、価値が激減してしまうのです。
ただ、ベストセラーと言っても、永遠に使用されている聖書は別ですが、大学でも参考資料として使われているものは確実に売れます。