古本屋ができる使命

親が読書家であると、それに反発するかのように本を読まない子供が多いようで、両親が死んだあとはゴミとして出すわけですが、貴重な本が再利用されてトイレットペーパーになるのを恐れて、ギリギリで古本屋は阻止をしてきました。

今では本の買取システムが充実してきたのと、本には価値があるものがあることを知るようになってからは、捨ててしまうというような選択肢は少なくなっているのですが、どんどん本が出てこなくなったと言われるのは、当時、本をゴミとして処分してしまった事で、戦前の貴重な本が珍しくなったという事もありますし、古書は増える事はあり得ませんし、今後も確実に減り続けていくのです。

今でも雑誌や古くなった新聞を出しますが、毎月ゴミが収集される場所を気にして見るようにしており、はしたないと思われるかもしれませんが、時には信じられないような本が捨てられている事もあり、文化遺産の本が捨てられていたら、あなたはどうしますか。

そのような希少価値のある本が目の前で消滅してゆくときに、古本屋ができる使命は、それを後世に残すという事だと思いますし、何処かで埋もれている本を探しましょう。

立て場から本を探し出す

立て場というところをご存知だろうか、これは街中から集められた古本や古新聞を加工するために圧縮する場所でして、リサイクル業者が毎日のように市内から集められた雑誌や本が持ち込まれ、そんな立て場へも古本屋は行くこともあり、積み上げられた本の中から売れそうな本を探しだし、拾ってくるわけです。

店で売れない処分の本を持ち込むこともありますし、お客さんの自宅に行って本の買取をしても、その何割の本が売れるかも分かりませんし、売れそうもない本を処分してほしいと言われる場合も立て場に持ち込みますが、雨が降った日は無駄足になりますので、行かないようにしていまして、本は濡れてしまうと売り物としてはふさわしくないのです。

しかし、少し前までは頻繁に立て場周りをしていたのですが、最近はゴミとして本を出さなくなったようで、良い本が捨てられている事はほとんどなく、その理由として立て場の情報を聞きつけた若者がセドリに目を付けて、立て場にもやってくるようになり、いろいろな人が集まるようになったので、自己申告をして格安の代金で拾っていきます。

捨てられている本にも値段が付くようになりましたし、若者が本の取り合いでトラブルに発展するようになり、時間割を作るようにもなっています。

ブックオフなどで買うよりは確実に安く古本を手に入れることができるようになり、今となっては素人の若者が敵となり、古書が少なくなる一方です。

ブックオフなどでも、同業者お断りのとしていますが、私の店で売れなかった本は持ち込んで買取をしてくれますので、3週間に1度のペースで通っています。

また、何が売れて何が売れるのかを、手っ取り早く把握するのであればブックオフを利用するべきで、その中の90%と売れませんので、目利きするためには最適なのです。