古本買取とセドリ
私の経営している古本屋の店内には、売れ残ってしまった本を100円均一で売るスペースを設けており、以前そこから毎日のように大量に本を買っていく男性がいたのですが、買い方が異常だったので同業者の者かと思ってしまうくらいの人でした。
ただ、うちの店で売れない本を格安で売っている商品ですから、どっさいりと買って行って、いくらで売るのか気になっていたところに、近所に新しく古本屋がオープンしたことを、友人かが聞いて、あいさつがてらに行ってみると、レジのところに座っているのが店主は、うちの店で100円均一の本を大量に買っていった人でして、店は10坪くらいの広さで、本棚に並べてある本は全て半額で売っており、本棚は隙間があいており、半分はあいている感じでガラガラでした。
当然のことながら半年もしないうちに店を閉めることになっていました。
私はブックオフにもいくのですが、今でも若い人たち携帯電話を持ってセドリしているのを目にしますが、結構よその店を覗くようにしており、もともと古本屋が好きなので、ワクワクするくらい調査がてらに立ち寄ることも多いです。
最近ではブックオフも本が入らなくなっており、期待できそうな本も多いのですが、若者たちがセドリで携帯電話のアマゾンサイトを利用して、価格を1冊ずつチェックしながら買うのですが、そんな人たちが増えている事に驚いています。
買取した本を自宅に持ち帰ってアマゾンで売る作業は、1冊ずつ調べるのですから気が遠くなるような事でして、小遣い稼ぎであれば良いのですが、一生の仕事にはできません。
古本を愛してやまないみすず書店に買取らせて下さい。古本買取 ランク
古本屋における本の回転率
ブックオフで本を買取してアマゾンで売ったとしても、全ての本が売れるわけではありませんし、半分以上は誰も買いたいと思わない本だと思いますから、毎月1000冊ほど100円で買取すると10万円の支出があり、月の売り上げを考えると1万円にも満たないです。
ここで大切なことは在庫の回転率を計算することでして、毎日のように売れる本もありますが、基本的に古本というものは、1年で全ての在庫が売れるような回転率ではなく、2年から3年は掛かりますので、このポイントを念頭に置いて、仕入れ金額などの予算も組みたてて在庫がなくならないようにしなければなりません。
古本を買取するわけですが、確実に売れるかどうかは店主の目利きでして、これは長年の経験で培われるもので、鼻が利くようになるのですが、古本は目で見て買うのではなく、匂いで買うといっても過言ではありません。
ただ、どのような古本屋でも良いのですが、ブックオフだけを仕入れ先とするのは、絶対に続きませんので、一般のお客さんから本を買取することもできますから、常に利益を考えてながら仕入れるようにし、本の目利きができるようになれば、時として10倍にもなる本を手に入れる事も可能になるでしょう。
その逆に、10円や0円で引き取る本もあり、本の価値とは本当に面白いです。